海外ドラマ『ターミナル・リスト〜闇の狼〜』シーズン1全話まとめて感想|ターミナル・リスト前日譚 ベン・エドワーズの物語【ネタバレ有り】

The Terminal List: Dark Wolf/出典:rottentomatoes

原題: The Terminal List: Dark Wolf/製作年:2025/話数:7話(シーズン1)/製作国:アメリカ/言語:英語/主演:テイラー・キッチュ

はじめに

この記事は、管理人しかが作品の世界に浸りながら想像力を広げ、思いをめぐらせながら綴ったものです。素人目線の解釈に基づくため、思い込み、勘違い、間違いなどがあること、あらかじめご了承ください。また、感想はネタバレを含みますので、未視聴の方はご注意ください。

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目次

『ターミナル・リスト〜闇の狼〜』シーズン1

このドラマのキーワード

ドラマの要素
  • 戦争の闇
  • CIA
  • 極秘任務
  • 裏切り
壮絶なベンの戦いなのです

イントロダクション

作品の導入部分をまとめてみました

『ターミナル・リスト』の裏の主人公とも言える、ネイビーシールズからCIAへ転身したベン・エドワーズの物語。

2015年。ネイビーシールズチャーリー小隊チーフだったベンの人生は、イラクにて治安部隊を支援する任務中に一変する。

ベンが懇意にしていたイラク治安部隊のダラン・アミリ軍曹が、前線基地内で自爆テロを起こしたのだ。ダランの家族を人質にして自爆テロを強要したのは、ISIS指導者でありながらCIAに協力しているアル・ジャブーリだった。

CIAがアル・ジャブーリを擁護する中、指示に背きアル・ジャブーリを射殺したベンは除隊となり、チャーリー小隊指揮官レイフ・ヘイスティングスにも同様の処分が下った。

帰国途中、フランクフルトで足止めされたベンとレイフは、ハバフォードと名乗るCIAのスパイマスターにスカウトされ、ベンは戦争の暗部に足を踏み入れてゆく。

主要人物の背景

『闇の狼』で分かったベンの背景は?

主人公ベン・エドワーズ

The Terminal List: Dark Wolf/出典:IMDb

ベン・エドワーズ(テイラー・キッチュ)

このドラマの主人公

ネイビーシールズ/チャーリー小隊チーフ(曹長)

忠誠心を重視する

信条は「仲間を守るため戦う」

信じる正義を貫き除隊処分になる

CIAハヴァフォードのチームに加わる

リースとレイフとは特別な絆がある

エイミーという女性と結婚している(3人目の妻?)

海を愛する(サーフィンもしているらしい)

読書家

ベンをとりまく重要人物

レイフ・ヘイスティングス

(トム・ホッパー)
ネイビーシールズ/チャーリー小隊指揮官(中尉)
ベンと共に除隊処分になる
ハヴァフォードのチームに加わる
リースとは大学時代からの友人
アフリカ出身

ジェド・ハバフォード

(ロバート・ウィズダム)
CIAスパイマスター
対イランの特殊作戦に除隊処分になったベンとレイフをスカウトする
80年代に対イランの仕事をした人物

ジェームズ・リース

ネイビーシールズ/アルファ小隊指揮官
ベンの親友
『ターミナル・リスト』の主人公

画像出典:IMDb

評価

IMDb:7.7

ロッテントマト
平均トマトメーター:75%
平均ポップコーンメーター:79%

戦争の暗部を描きながら、ベンという人物を深堀りする内容に大満足

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『ターミナル・リスト〜闇の狼〜』シーズン1 全話まとめて感想

ここからネタバレ全開の感想です
未視聴の方はご了承のうえお読みください

※注意※
この記事は、『ターミナル・リスト』本編の内容についても触れています。未視聴の方はご注意ください!

待望の『闇の狼』!

この作品を堪能するために、本編の『ターミナル・リスト』を再視聴して、感想の記事をアップして待機していた自分としては、やはりイッキ見したい気持ちが強くて、全話配信されるのを待って視聴しました。

全7話の中で語られるのは、ベンがシールズからCIAへ転身するまでの壮絶な経緯。さらに、『ターミナル・リスト』ファン必見の、ベンとリースの友情や絆の深さ、ふたりの信頼関係などの見どころもあり、非常に満足度の高い内容でした。

『闇の狼』が生まれた意義

『ターミナル・リスト』がジャック・カーの小説に基づいた作品に対し、『闇の狼』はベンを描くために新たに創作されたドラマオリジナル作品です。

脇役とも言える登場人物を主人公にした物語を作るという事実は、それだけ多くの視聴者がベンという人物に惹きつけられ、興味を抱いた証拠ですよね。

実際、私もベンに強く惹きつけられたひとりです。

テイラー・キッチュ演じるベンが醸し出すメランコリックな雰囲気に、すっかり心奪われました。『ターミナル・リスト』を見終わった後のあの虚無感は、主人公リースではなくベンゆえに感じたものでした。

復讐鬼と化したリースを支え続けたベンが、あの時(『ターミナル・リスト』の中で)なにを思っていたのか、どう感じていたのか。彼の内面を少しでも見てみたい、知りたいという思いを抱いたのは私だけではないはずです。

「永遠の10代」ベンの純粋さ

『闇の狼』で最も楽しみにしていた点は、シールズからCIAへ転身した事情や経緯だけでなく、ベンという人物の人となりを知ることでした。

本編の『ターミナル・リスト』では表面的なことしか語られなかったベンの性格、信念、主義主張、背景。彼について知りたいことは盛りだくさん。彼の心に触れてみたいという思いを胸に、想像を交えながら掘り下げていきたいと思います。

ベンはリースの親友であり、共に戦う仲間でもあったけれど、根底にある「戦う意味」や「理由」は異なるものでした。

リースにとって軍の規律や命令系統は絶対でしたが、ベンはそうではありません。理不尽な命令に不満を抱くベンをリースが諭していたことからも、ふたりの違いが判ります。

レイフがハバフォードに疑念を抱いたのに対し、ベンがハバフォードの「任務」にのめり込んだ理由は、積もり積もった組織への不満があったからこそ。そんなふうに感じました。

特に、兵士を駒のように扱うCIAを忌み嫌っていたベンは、支配されない「任務」に強く惹かれたのだと思います。そのベンに「規定や命令に縛られない自由な任務」を提示したハバフォードは、ベンの心を見透かしていたと言えます。

もうひとつ、ベンについて「なるほど!」と納得したのは、その純粋さです。

自称「永遠の10代」というベンの言葉は、彼自身「大人になりきれない」と自覚しているということかもしれません。

リースとレイフが理不尽なことを飲み込めても、ベンにはできない。ピュアな部分(自分が信じる正義や信条)を捨てきれない彼は、命令に従うことが絶対の組織では窒息しそうな状況だったのではないでしょうか。

ベンの純粋な忠誠心は、組織ではなく「仲間」に捧げられています。これは何度も言及されていましたよね。だからこそ、彼が仲間を死に追いやった事実が(本編『ターミナル・リスト』にて)、より一層心に突き刺さるのです。

ドラマとしての完成度

ベン一辺倒になってしまいましたが、ドラマとしての完成度も非常に高い作品でした。

『ターミナル・リスト』が復讐劇だったのに対し、『闇の狼』は陰謀やテロリストと戦う内容で、戦闘シーンも豊富です。

全7話の1話ごとの内容が濃く、繋のような余談はいっさいなし。寄せ集めチームの絆や信頼関係、立場が違うメンバーそれぞれが抱く信念など。すべてが重要なピースとして織り込まれていました。

さらに付け加えると、『闇の狼』というタイトルも秀逸だと感じています。

「狼」とは、孤高に戦うベンのこと。

「闇」は戦争の闇とも言えるし、これからベンが足を踏み入れるCIAの闇かもしれません。

大絶賛してる一方で、少々モヤモヤも残りました。それは恐ろしい陰謀を画策していたハバフォードのこと。ベンたちを使ったハバフォードの特殊任務は、そもそも必要だったのか?という根本的な疑問を感じています。もしかしたら、いま感じている不条理さも、「闇」を表しているのかもしれません。

まとめ

ベンの除隊からCIA入局まで。壮絶な戦いが描かれた『闇の狼』は、ベンが正義を成し、CIAへと入局していくところで終わりました。

ここから『ターミナル・リスト』本編までは、まだ少し時間があるはずです。嫌悪していた「駒を動かす側」になったベンが、CIAでどのように変わってゆくのか。あるいは信念を貫くのか。ベンの次なる物語を切望しながら、私の感想を終わりたいと思います。

お読みいただきありがとうございました

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