海外ドラマ『GLOW:ゴージャス・レディ・オブ・レスリング』シーズン1〜3全話まとめて感想【ネタバレ有り】

GLOW/出典:rottentomatoes

原題:GLOW /製作年:2017-19/話数:30話(3シーズン)/製作国:アメリカ/言語:英語

はじめに

この記事は、管理人しかが作品の世界に浸りながら想像力を広げ、思いをめぐらせながら綴ったものです。素人目線の解釈に基づくため、思い込み、勘違い、間違いなどがあること、あらかじめご了承ください。また、感想はネタバレを含みますので、未視聴の方はご注意ください。

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目次

『GLOW:ゴージャス・レディ・オブ・レスリング』シーズン1〜3

GLOWのキーワード

ドラマの要素
  • 1980年代
  • 女性のキャリア
  • ショービジネス
  • スポーツ(女子プロレス)
  • 友情
愛すべき仲間たち♡

イントロダクション

作品の導入部分をまとめてみました

やる気は人一倍。なのに仕事はない。恋人もなく、元昼メロ女優の親友デビーの夫と浮気してしまう。人生どん詰まりの売れない女優ルースに舞い込んだチャンスは女子プロレス(通称GLOW)のオーデションだった。新規立ち上げプロジェクトのGLOWオーディションに集まった女性たちは、ほぼ全員がプロレス未経験。ルースが強い意気込みでオーディションに臨む一方で、主演は結婚出産で引退状態だったデビーに決まる。デビーは夫と浮気したルースに激しい怒りを向けるが、役が欲しいルースはがむしゃらに売り込みを続ける。

主要人物

ルース(ゾーヤ)

(アリソン・ブリー)
売れない女優
やる気が空回り
親友デビーの夫と浮気してしまう
GLOWでは悪役“ゾーヤ”を演じる

デビー(リバティ・ベル)

(ベティ・ギルピン)
元昼メロ女優
浮気した夫とルースに激しく怒る
子育てしながらGLOWに参加
GLOWでは主役“リバティ・ベル”を演じる

サム

(マーク・マロン)
GLOWの脚本家兼監督
(元?)B級映画監督

バッシュ

(クリス・ローウェル)
GLOWをプロディースする
資産家の母に頭が上がらない

画像出典:IMDb

評価

IMDb:8.0
ロッテントマト:93%

納得の高評価!
私も高評価の

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全話まとめて感想

ここからネタバレ全開の感想です
未視聴の方はご了承のうえお読みください

格闘技全般を好まないほうなので、見たいという欲求がわかなかった作品です。

さらに、あの濃いメイク。あのハイレグコスチューム。ハマれるとは思えないビジュアルを見て、スルーしていました。

そんな『GLOW』を今更ながら視聴したのは、『GLOW』全盛期はまだまだ海外ドラマ初心者だった私も様々なジャンルに手を伸ばすようになって、苦手ジャンルも見るべきと悟ったからかなと自己分析。

そんな前置きはさておき、感想です。

最初に書いておきたいことは、唯一無二のキャスティングとアンサンブルの妙。素晴らしかったです。

女子プロレスという特異な設定だけでなく劇中劇の要素もあり、求められるものが多い役をそれぞれがみごとに演じていました。

特にルース役の主演アリソン・ブリーは、良い意味で驚かされました。

『コミ・カレ!!』のアニー役の印象が強かった俳優さんですが、同じ人が演じているとは思えない役作り。ルースが抱える焦燥感や野心が瞳の奥にチラチラ(ギラギラだったりもする)見え隠れしている様子にゾクゾクさせられました。

そのルースを筆頭に、このドラマは登場人物たちの見せ方が秀逸でした。

未知の世界であるプロレスに奮闘する女性たち(女優の卵たち)を描く一方で、オーデションでの出会いから始まった人間関係を掘り下げてゆくストーリーに夢中になりました。

主要キャラはもちろんのこと、脇を固めるキャラについても手抜かりなし。それぞれにしっかりした背景を設定しているのでブレないんですよね。

このキャラクターの一貫性は必然的に思い入れの強さに繋がり、ビジュアル云々言ってた自分が恥ずかしくなるくらい。頑張るみんなが愛おしくなり、いつしかGLOWの世界にどっぷりでした。

さて、見どころは迫力満点のプロレスシーンばかりではありません。

主人公ルースを通して描かれるのは『女性が男性優位の社会でキャリアを築く難しさ』でした。

シーズン2の中で、ルースの身におきた性暴力事件は、日本で起きている某TV局の問題と重なり非常に考えさせられるテーマでした。おそらく大物プロデューサーだったワインスタインの事件をモチーフにしたのではないかと思うのですが、こういうことは日常茶飯事だと示唆しているようで、恐怖を感じます。

その事件についてのデビーの反応も業界の歪んだ慣例を表していました。当事者のルースは逃げ出して事なきを得たのですが、逃げたと聞いたデビーは「女優なら逃げ出さずにうまく立ち回るべきだった」と批判するのです。傷ついたルースを気遣うことはせず、責め立てるなんて。

この事件をきっかけにして、放送局から締め出されたGLOWの舞台はラスベガスへ移行するのですが、転機のネタとしては不快すぎて後味が悪いものでした。

さて、新天地ラスベガス(シーズン3)では、GLOWのメンバーそれぞれが次のステップを考えるようになります。

ラスベガスでいちばん変化した人といえば、シーラではないでしょうか。

シーラ/出典:IMDb

シーラは私のお気に入りキャラ。

共同生活を送るGLOWでルースのルームメイトとしてだけでなく、個性派レスラー“シー・ウルフ”として存在感を示していたシーラの変化は目を見張るばかり。

ラスベガスの地で女優に目覚めたシーラが“シー・ウルフ”メイクを捨て、新境地に挑みながらショーを盛り上げるシーンは熱いものが込み上げてきました。

すごいよ、シーラ!

GLOWの魅力は各キャラにありますが、そのキャラたちが人間関係を築き、キャリア(人生)を切り開いてゆく姿が素晴らしかったです。

最後に、私の評価が満点ではなかった理由ですが、結末を見ることができなかったからです。キャンセルの原因は新型コロナウイルスのパンデミックの影響なので、仕方ないこと。

キャンセルになった事情を知ったうえでの視聴でしたが、やはり結末が見たかったです。描かれるはずだったシーズン4(すでに第1話は撮影済みだったとか)がファイナルシーズンだったので、ほんとうに、ほんとうに、残念。

いま切に願っているのは、いつの日か、数年後、十数年後の彼女たちの姿を描いてほしいということ。たくましく生きているであろう彼女たちの未来に思いを馳せながら、感想を終わります。

お読みいただきありがとうございました

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