海外ドラマ『パラダイス』シーズン1 5〜8の感想ー先の読めない展開にハマる!ー【ネタバレ有り】

Paradise 出典:rottentomatoes

原題: Paradise/製作年:2025〜/話数:8話(シーズン1)/製作国:アメリカ/言語:英語

はじめに

この記事は、管理人しかが作品の世界に浸りながら想像力を広げ、思いをめぐらせながら綴ったものです。素人目線の解釈に基づくため、思い込み、勘違い、間違いなどがあること、あらかじめご了承ください。また、感想はネタバレを含みますので、未視聴の方はご注意ください。

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目次

『パラダイス』シーズン1後半エピソード5〜8

後半エピソードのキーワード

後半エピソードのキーワード
  • 終末の世界
  • 過去の経緯
  • 自然の脅威
  • 犯人探し
世界観にハマる

エピソードタイトル

  • 第5話:In the Palaces of Crowned Kings
  • 第6話:You Asked for Miracles
  • 第7話:The Day
  • 第8話:The Man Who Kept the Secrets

評価

IMDb:7.9
ロッテントマト:84%

やはり高評価!
わたしのお気に入り度は、、、

5〜8話までのあらすじ

シナトラが黒幕だと確信するザヴィエルは、同じ考えの大統領の愛人だった上司ロビンソンと手を組み、政府が極秘にバンカーに持ち込んでいた武器を手に入れる。さらにザヴィエルは住人たちが疑念を抱くようドームにメッセージを映し、追い詰められたシナトラは秘策を講じて反撃に出る。一方、認知症の祖父の協力で“パラダイス”の秘密を知った大統領の息子ジェレミーは真実を知らせるべく、住民たちの前で演説を始める。

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5話〜8話まとめての感想

ここからネタバレ全開の感想です
未視聴の方はご了承のうえお読みください

後半4話は予想を裏切る展開で、1話毎が非常に重みのある内容でした。

がぜん盛り上がった第4話の勢いから一転、第5話は後戻りできない非常事態に突き進みながらも、荒ぶることなく抑えた印象。

前半部分で見せ場少なめだったロビンソンの存在感が増して、孤立しかけていたザヴィエルと手を組むことに。この地下都市パラダイスの状況を考えると、ふたりが心の底から信頼しあえるかは不明ですが、打倒シナトラで結束しましたね。

さて、後半エピソードでは、大統領暗殺の真相だけでなく、世界が終わりを迎えた理由、パラダイス移住に至るまでの経緯が説明されました。

「なぜに地下都市?」の部分を曖昧にせずに、シーズン1できっちり説明してくれて、ホッとしています。そもそもの部分を曖昧にしていると、後々、辻褄が合わなくなったり、ストーリーが行き当たりばったりにという可能性がないとはいえない・・・ので。

「なぜに?」の原因は、南極大陸の異変でした。

南極大陸で発生した地震から予想を遥かに超える速さで地球が危機的状況に陥り、それが核戦争を引き起こした、という説明でした

これ、現実的でかなり怖い設定です。
「そんなこと、絶対に起こらないから」とは言えないもの。

そして、その後に起きた核戦争。戦争というより、核保有国の一方的な攻撃。地球規模の災害が起きたときに、各政府がどのような対応をするのか予想も想像もできないだけに、これは非常に不安を掻き立てられる内容でした。

この事の始まりの部分で、理解しきれていない点があります。バンカーへ避難するため搭乗したエアフォースワンの機内にて、大統領は核攻撃(報復)を選んだのか、それとも全てを無力化する選択をしたのか。どっちだったのでしょう?

大統領は地上に残された人々に希望を残すため無力化を望んでいましたが、シナトラが地上のデータを持っていたことから報復攻撃を実行した可能性も考えられます。この疑問の答えは、シーズン2で得られるといいな。

さて、とても充実度の高い後半エピソードでしたが、ツッコミどころもいくつかありました。

ザヴィエルとシナトラの対決シーンで、シナトラがザヴィエルの妻が生きている証拠として音声データを示した件。

数年前なら、「妻、生きてる!」と心浮き立ったはずなんですが、音声も映像もフェイクできる現代なので、説得力がなかったです。シナトラに「信じろ」と言われても無理ってものです。

ザヴィエルも100%信じたわけではないと思うんですが、生きている可能性があるのなら確かめに行きますよね。この人ならば、ぜったい行くでしょう。

さて、大統領を殺した犯人は偽司書でした。

ちょっと肩透かしだった犯人は地下都市建設の初期段階に関わった人だったわけですが、そもそも2万人以上が暮らす地下都市建設を極秘にできるのか?という疑問を抱いていたので、ここは興味深かったです。

建設に関わった人、パラダイスの住人に選ばれた人、それだけでもかなり大きな数字になると思うのですが、ホワイトハウスの職員やマスコミを含め世間がまったく気づかなかったという点は不可解に思えます。

前半部分で、疑惑の目を向けたセラピストのガブリエラですが、後半部分でもこの人が置かれた立場や人間性を理解することはできませんでした。

ガブリエラが重視していることは住人たちの心のケアのように思えるんですが、何か裏を勘ぐってしまうんですよ。彼女に対する疑念の素は、おそらくジェーンかな。住人全員を選別したと言っていたけれど、ジェーンの人間性を見抜けなかったのかって思ってしまうのです。それとも住人全員というのは、政府とは無関係の一般住人だけってことなのかな。彼女の背景は、シーズン2で掘り下げてほしい。

さて、シーズン1は冒頭で暗殺された大統領が作品の背景を描くうえで重要な役割を果たし、過去と現在を織り交ぜながらの内容でした。シーズン2はパラダイスと外の世界が舞台になるのでしょうか。外の世界・・・一体どのような状況になってるのでしょう?

お読みいただきありがとうございました
シーズン2も楽しみですね!

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