
この記事は、管理人しかが作品の世界に浸りながら想像力を広げ、思いをめぐらせながら綴ったものです。素人目線の解釈に基づくため、思い込み、勘違い、間違いなどがあること、あらかじめご了承ください。また、感想はネタバレを含みますので、未視聴の方はご注意ください。
『ラスト・フロンティア〜最果てのアラスカ〜』シーズン1
このドラマのキーワード
- アラスカ
- CIA
- 陰謀
- 極寒の追跡劇
- 秘密

イントロダクション

作品の導入部分をまとめてみました
極寒のアラスカ。フェアバンクス郊外の荒涼とした大地に囚人護送機が墜落し、平和な町に凶悪犯たちが放たれる。連邦保安官フランク・レムニックが司令本部を立ち上げる中、CIAのシドニー・スコフィールドが現れる。
CIA副長官ブラッドフォード直々の指示で現地に赴いたシドニーは「機密」を盾に情報を秘匿しようとするが、フランクは事故現場から救出した護送官が語った内容から、CIAが名簿にない重要犯罪者「ハヴロック」を予定外の場所で護送機に乗せたことを知っていた。
フランクに情報をもたらした護送官こそ「ハヴロック」だった。フランクが護送官の正体に気づく一方で、病院で治療を受けたハヴロックは看護師であるフランクの妻サラを人質に逃亡を開始する。
主要人物の背景


フランク・レムニック
(ジェイソン・クラーク)
アラスカ州首席副保安官
妻と息子の3人家族
シカゴの逃亡者追跡班時代に娘を亡くした
リーヴァイ・テイラー・ハートマン
(ドミニク・クーパー)
通称「ハヴロック」
CIAの「敵をおびき出して抹殺する作戦」に不可欠なニセ離反者役工作員だったが、本物の離反者になる




シドニー・スコフィールド
(ヘイリー・ベネット)
CIAエージェント
亡くなった父もCIAだった
ハヴロックとは因縁がある
飲酒を隠している
反逆罪に問われている
画像出典:IMDb
評価
IMDb:6.7
ロッテントマト
平均トマトメーター:44%
平均ポップコーンメーター:49%



トマトの評価は50届かずですね
私の満足度は平均くらい
衝撃の第1話からクライマックスまでが長かったー
『ラスト・フロンティア〜最果てのアラスカ〜』シーズン1 全話まとめて感想



ここからネタバレ全開の感想です
未視聴の方はご了承のうえお読みください
唖然とした理由
見終わった直後の私の第一声は「続くんかーい!」・・・でした。
この記事を書いてる時点で更新の発表はありませんが、「この物語は続きます」というやる気満々の(まさかの!)クリフハンガーで締めくくられました。
シリーズ化を狙ってる作品かな?という空気は感じつつも、ハヴロック&シドの物語はここで終わるのだろうという勝手な思い込みがありました。そんなわけで、全話見終わってまず感じたものは「え・・・続くの?」と、唖然とする感想だったのです。
満足度が伸びなかった理由
私の満足度がいまひとつだった(平均か、平均以下くらい)主な理由ですが、導入からラストまでの流れに気持ちが乗らなかったことにあります。


ブレたメインテーマ
衝撃的な事故シーンから囚人脱走。CIAがらみの陰謀と重要犯罪者ハヴロックの逃亡。さらにフランクの親友である同僚が犠牲になり、妻はハヴロックに拉致される。という内容が描かれた第1話で『ラスト・フロンティア』の世界にすんなり引き込まれたにもかかわらず、その後が続きませんでした。
メインテーマはハヴロック&シドとCIA副長官ブラッドフォードとのゴタゴタだったと思うのですが、本格的にそのテーマに踏み込んでゆくのは終盤の第8話から。それまでは脱走した囚人を一人ずつ追うストーリーがメインという印象なのです。
もちろん、護送機の墜落で「自由になるチャンス」を得た囚人の壮絶なサバイバルストーリーも興味深くはありますが、メインテーマであるハヴロック&シドの物語がかすんでしまうほど焦点をあてるのは本末転倒でした。重要な物語がぼやけてしまうほど、枝葉の物語が助長に描かれていたのが残念です。
シド&ハヴロックの物語
さらにここで(シーズン1で)完結すると思い込んでいたハヴロック&シドの物語が続くことも、満足度を下げた要因のひとつかもしれません。このふたりを「まだまだ見たい、もっと知りたい」という気持ちが湧いてこないのです。
ハヴロック&シドにとって、CIAを利用し陰謀を実践していたブラッドフォードは倒すべき「悪」だったわけですが、客観的に見ると、ふたりの本質も大差ない「悪」のように思えてならないのです。
「目的のためなら他者の命を犠牲にしても仕方ない」という考えは、ブラッドフォードそのものだと気づいてないのでしょうか。
その思考は、極悪人を有罪にするため証拠を隠した過去のあるフランクにも当てはまるのですが、彼の場合は悔恨の念が感じられました。一方、ハヴロック&シドにはそれがありません。
「続く」で終わったので、ハヴロックたちの人間性についてはこの先もっと掘り下げられるのかもしれませんが、シーズン1で彼らに興味を抱く点はなかったです。
良かった点に触れてみる
ついつい残念な点ばかり並べてしまったので、良かった点にも触れておきます。
『ラスト・フロンティア』には評価したい点もありました。
まず、なんといってもアラスカの大自然の美しさと、厳しい暮らしぶり。極寒だからこそ際立つ静寂。その静寂の中に潜む凶悪犯というコントラストも本作の見どころです。
第1話で、続々と集まる捜査関係者を迎えるフランクの部下が「地元の文化を尊重してほしい」と語っているのですが、このドラマには「地元の文化を尊重しながらストーリーを描く」という制作サイドの強い思いを感じました。
森をさまよい歩く凍死寸前の少女(フランクの息子と囚人に捕らわれていた子)を見つけた地元の狩人が、獲物の皮を剥いで少女に着せるシーンはまさに土地の文化を表すものとして印象に残っています。
もうひとつ良かった点を挙げるとすると、フランクと家族が過去を乗り越え前へ進み始めた姿を見れたことです。娘を亡くした原因が自分にあったフランクと、その事実を受け入れた妻と息子。簡単なことではないはずですが、念願だったペンションを手入れしている彼らには希望の光が見えました。
まとめ
多岐にわたるストーリー構成に戸惑いを感じながらも、アラスカの大自然の中で繰り広げられる緊迫の追跡劇は見応えがありました。
「CIAの陰謀」や「静寂の中に潜む凶悪犯」という設定も魅力的でしたが、全体を通して振り返ると消化不良な印象が残ります。
シーズン2へ続くのなら焦点がブレないストーリー構成にしてほしいと願いつつ、私の感想を終わります。



お読みいただきありがとうございました

