海外ドラマ『アレックス・クロス〜狙われた刑事〜』シーズン2全話まとめて感想|正義を問う道徳的ジレンマの罠【ネタバレ有り】

Cross/出典:rottentomatoes

原題:Cross /製作年:2026(継続中)/話数:8話(シーズン2)/製作国:アメリカ/言語:英語/主演:オルディス・ホッジ

はじめに

この記事は、管理人しかが作品の世界に浸りながら想像力を広げ、思いをめぐらせながら綴ったものです。素人目線の解釈に基づくため、思い込み、勘違い、間違いなどがあること、あらかじめご了承ください。また、感想はネタバレを含みますので、未視聴の方はご注意ください。

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目次

『アレックス・クロス』シーズン2:概要

キーワード

ドラマの要素
  • 合同捜査
  • 復讐か正義か
  • 道徳的ジレンマ
  • 信頼と裏切り
  • 生みの親
倫理観や正義を問うテーマ

イントロダクション

導入部分をまとめてみました

「食品業界のジョブズ」と呼ばれる大富豪ランス・デュランドのもとに脅迫状と共に切断された指3本が届く。メディアを避けるデュランドの強い希望もあり、FBI長官は首都警察との合同捜査を命じる。捜査はFBI捜査官ケイラ・クレイグが任され、首都警察からはケイラとチームを組んだことのあるクロスが加わる。さっそく犯人をプロファイルしたクロスは「(切断された)指はデュランドが犯した道徳的な罪と関連し、犯人の目的は“復讐”」と推察し、捜査を開始する。

評価

データは記事執筆時のものです

ロッテントマト
平均トマトメーター:95%
平均ポップコーンメーター:56%

視聴者スコア(ポップコーン)が予想外に低めかな?
スッキリしない展開だったけどワタシは満足!

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『アレックス・クロス』シーズン2:感想

ここからネタバレ全開の感想です
未視聴の方はご了承のうえお読みください

真の悪党はどっちか?

シーズン1はふたつの事件を扱う内容でしたが、シーズン2はひとつ。

単なる犯罪捜査の枠を超えて、アレックスが同じ側にいる「悪」や「悪に迎合する組織」とどう向き合うのかという難しいテーマが盛り込まれた、非常に濃い内容の全8話でした。

その濃い内容のシーズン2のテーマは、スバリ!「道徳的なジレンマ」でした。

連続殺人犯・ルス(レベッカ)の事情が明かされるにつれ、「狙う側」と「狙われる側」のどちらが真の悪党なのか?と、問いかけるような展開に、居心地の悪さを感じてしまいました。

それもそのはず、「殺人は絶対悪だけど、その動機には納得してしまう」からなんです。

狙われる側のデュランドの唖然とするほどドス黒い本性に対し、狙う側のルスの純粋すぎる動機。

デュランドや彼に同調する人間は、日本の時代劇なら「必殺仕事人」にお願いしたいレベルの悪党。現代版「晴らせぬ恨み、晴らします」です!!(;´∀`)

ルスの手が汚れているのは事実。でも、デュランドの魂はもっとドロドロに腐っているのも事実なのです。デュランドのような「金と権力で法の外にいる(と確信している)怪物」に対して、現在のシステムの中で何ができるのか。

無力感に苛まれてしまいますが、アレックスは違いました。彼の倫理観にブレはありませんでした。そこが、人間力が高いアレックスらしさですよね。

「罪を憎んで人を憎まず」の精神で、殺人者であるルスに向き合い、逮捕という形で彼女を救おうとする姿は感動的ですらありました。そして、アレックスが自身の正義を最後まで貫く覚悟も行動力も、カッコよかったです。

殺人者ルスの本質

被害者より連続殺人犯のルスに共感してしまった理由は、デュランドの悪行だけでなく、ルスを演じたジャニーン・メイソンが見せた悲哀にあったと思います。

シーズン2の主役と言ってもいいほど、ルスは圧倒的でした。

彼女なくしては、この「道徳的ジレンマ」のストーリーも成立しなかったはずです。

亡き母への愛を怒りの炎に変え、法で裁けない巨大な闇に立ち向かうルス。

「復讐」と「信念」のため、愛する人さえも犠牲にするルス。

妖艶な立ちふるまいとは裏腹に、その心は「純白」に見えてしまう。だからこそ、見ている側の私も「彼女を断罪できないよ(涙)」と苦しくなったんだと思います。

サイドストーリーの行方

事件から離れたサイドストーリーでは、アレックスの恋愛模様とジョンの家族について描かれました。

アレックスの恋

ようやく妻を亡くした悲しみから前へ進み始めたアレックスとは裏腹に、エルはそうではないという、なんとも切ない展開でした。

アレックスとエルって、お似合いだと思うんです。アレックスの子供たちも、仲間たちも、ふたりがうまくいけばいいと思ってるはずです。私もそう思ってるひとりです。

でも、(シーズン1にて)事件に巻き込まれてしまったエルは、時間が必要なんですよね。なので、野次馬視聴者(笑)としては、じっくりと見守りたいところです。

一方、納得してないのが、エルにフラれたアレックスがケイラと寝ちゃう件です。闇のニオイがプンプンしてるケイラはいかんでしょ。それだけ彼も孤独だった……ということかな……(¯―¯٥)

ジョンの家族

もうひとつのサイドストーリーでは、ジョンの母親が登場しました。

シーズン1で語られなかった(←記憶が曖昧です)ジョンの背景が深掘りされ、ジョンがクロス家の里子だと明かされました。言葉通り、アレックスとジョンは一緒に育った兄弟同然の関係だったんですね。

死んだと聞かされてた母との突然の対面。しかも、母は殺人の容疑者。さらに、母が生きていたことを育ての親であるナナママだけでなく、アレックスも知っていたなんて。

結局のところ、自分本位な母親はジョンを利用しようとしただけの人でした。おそらく、殺人容疑で逮捕されなければ名乗り出ることもしなかったはずです。

ジョンがどんな気持ちでこの事実を受け止めたかと思うと、悲痛な気持ちになります。そのジョンの家族をめぐるストーリーは、今度は父親へと続きそうです。その父親が良い人でありますように。

まとめ

ラストで、アレックスは警察を去りました。

そりゃ、そうですよね。「法を守らない法執行機関」ですものね。見限って当然だと納得してますが、警察おなじみメンバーを見れなくなるのは寂しい!……ということで、何かしらの理由をつけて、アレックスには刑事を続けてもらいたいというのが本音です。

さて、シーズン3では「国家レベルの隠蔽」や「アレックス vs 巨大組織」という、より大きな構図にスケールアップするでしょうかね?FBIのケイラがコソコソ動き回ってた「マスターマインド」の件も気になります。

密かに撒いた種を、どんなふうに繋げていくのか、今からすごく楽しみです。

お読みいただきありがとうございました

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