海外ドラマ『IT/イット ウェルカム・トゥ・デリー』シーズン1全話まとめて感想|1962年デリーに巣食う闇と恐怖【ネタバレ有り】

IT: Welcome to Derry/出典:rottentomatoes

原題: IT: Welcome to Derry/製作年:2025(継続中)/話数:8話(シーズン1)/製作国:アメリカ/言語:英語/主演:ジョバン・アデポ、テイラー・ペイジ、ビル・スカルスガルド

はじめに

この記事は、管理人しかが作品の世界に浸りながら想像力を広げ、思いをめぐらせながら綴ったものです。素人目線の解釈に基づくため、思い込み、勘違い、間違いなどがあること、あらかじめご了承ください。また、感想はネタバレを含みますので、未視聴の方はご注意ください。

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目次

『IT/イット ウェルカム・トゥ・デリー』シーズン1:概要

キーワード

ドラマの要素
  • スティーブン・キング
  • 1962年
  • 前日譚
  • 友情と絆
  • 差別や偏見
  • 魔物の起源
多角的で重厚!

イントロダクション

作品の導入部分をまとめてみました

映画『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』(2017年)と、その続編(2019年)の前日譚

1962年、メイン州の小さな町デリーでは、少年が姿を消す不可解な事件が発生していた。

そんな中、空軍の少佐リロイ・ハンロンが妻シャーロットと息子ウィルを連れて、デリーに引っ越してくる。ウィルは陽気な少年リッチと友達になり、やがて、誘拐罪で逮捕された父の無実を信じるロニー、事故死した父の死に責任を感じているリリー、人気者グループに憧れるマージが加わる。

1960年代の社会の闇と超自然的な恐怖を織り交ぜながら、「それ」に立ち向かう子供たちの物語が幕を開ける。

主要人物:1962年「ルーザーズ・クラブ」

ウィル

(ブレイク・キャメロン・ジェームズ)
リロイの息子
転校生
科学や読書を好む
※映画(2017):マイクの父親

リリー

(クララ・スタック)
父を亡くしたショックから精神病院へ入院していた
父の死に責任を感じ苦しんでいる
学校では除け者にされている

ローズ

(アマンダ・クリスティン)
少年誘拐犯として父が逮捕された少女
父の無実を証明しようとしている

リッチ

(アリアン・カルタヤ)
転校生ウィルと親しくなる
明るくユーモアある性格
密かにマージに恋している

マージ

(マチルダ・ローラー)
リリーの友人
人気者グループに加わるためリリーを除け者にしていた
片目を失う
※映画(2017):リッチーの母

画像出典:IMDb

評価

データは記事執筆時のものです

IMDb:7.9

ロッテントマト
平均トマトメーター:80%
平均ポップコーンメーター:82%

重厚な人間ドラマとホラーの融合
子供たちのピュアな心
めちゃ良かった!

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 『IT/イット ウェルカム・トゥ・デリー』シーズン1:感想

ここからネタバレ全開の感想です
未視聴の方はご了承のうえお読みください

映画と繋がる完璧な世界観

このドラマを観る下準備として、映画(2017年版と、その続編)をおさらいしたのですが、魂レベルで繋がる世界観に驚かされました。

「うわぁ、またここに戻ってきちゃった!」……と思ってしまうほど!(;´∀`)

舞台となる時代が違うので、町の様子は異なります。

でも、伝わってくる空気は、まさに『IT』。

「湿度のシンクロ」とでも言いましょうか。ジメッとした、何か腐敗したものが混じっているような、まとわりつくような不快感。さらに、映画版で感じた「埃っぽさ」や「そこはかとない物悲しさ」までが、時代を超えて漂っているようでした。

そして、この「シンクロ感」の源は、「それ=ペニーワイズ」役ビル・スカルスガルド!圧巻の存在感である彼の続投こそが、このドラマの心臓部!

たとえ同じメイクをしても、中の人が違うと「演技」に見えてしまうと思うのです。彼が演じるからこそ、「ずっとそこに“いた”」という圧倒的な説得力が生まれ、デリーに漂う怪しげな空気を再現できたのだと感じます。

「それ=ペニーワイズ」の起源

この作品の肝は、なんといってもピエロ姿の恐ろしい魔物「ペニーワイズ」です。

「ペニーワイズ」が人間でないことは確かだけど、「なんなのか」は不明でした。

その正体不明の「ペニーワイズ」の起源が、作中で明かされるとは!さらに、その起源と共に語られる「デリー」にかけられた呪いを紐解く展開は、まさにビッグサプライズ。このドラマは、ある意味「デリーの歴史ミステリー」でした。

「それ」の起源を要約すると……

「それ」は、数百年前に宇宙から飛来した。当時、その土地に住んでいた先住民族は邪悪な精霊である「それ」を封印する方法を見つけ、「それ」を運んだ隕石のかけらを特定の場所(デリー)に埋めることで結界を作った。その封印の結界があるから「ペニーワイズ」は、物理的にデリーの町を離れられない。

まさか、宇宙起源だったとは……!( ゚д゚)

デリーの町は、ペニーワイズにとって「貴重な餌場」兼「巨大な牢獄」だったんですね。ペニーワイズが町を離れない理由がこうもすっきり説明されたことに、ただただ脱帽です。

また、「それ」がピエロの「ペニーワイズ」になった経緯も描かれました。もともとは、ボブ・グレイという実在の人間でした。そのボブの背景や家族までもが丁寧に深堀りされており、制作陣の並々ならぬ熱量を感じました。

継承される「ルーザーズ・クラブ」

『IT』といえば、「ルーザーズ・クラブ」

子供たちの友情、絆、勇気は外せない必須エッセンスです。

「イケてない子供たち」が仲間を信じ恐怖に立ち向かうストーリーは、『ストレンジャー・シングス』にも通じるものがあり、自転車に乗る子供たちを見るだけで胸熱になってしまいます。

実は、ドラマを観ていてふと思ったことがあります。それは、「人間の負の感情」を好物とするペニーワイズが子供を狙う理由は、根っこにある「純粋さ」が最高のスパイスになってるんじゃないか、ということです。

大人になると恐怖や悲しみも複雑で「汚れ」が混じる一方で、子供の恐怖は結晶のように「透明」で美味なのかも。さらに、子供は持ち前の想像力で「美味な恐怖」を無限に膨らませてくれるんじゃないか……。

そんな「大人の傲慢さ」と「子供の純粋さ」の対比が際立っていたのが、第7話「ブラック・スポット」の火事のエピソードです。理不尽な理由で火を放った差別主義者の大人と、好きな子を守るため命を落としたリッチ。

この悲痛なエピソードは、シーズン1のハイライトとして深く心に刻まれました。

まとめ

映画版との繋がりを絶賛しましたが、映画を観ていない人も十分に楽しめる作品になっている点も書いておかねば!(;´∀`)

同一の世界観ではありますが、ドラマ版は独立したストーリーになっています。

全3シーズンの計画で、シーズン2は「1935年」、世界恐慌時代のデリーが舞台になるとのこと。

さらに暗い時代へ遡ることで、人間の「闇」もより深くなりそうです。果たして、どんな恐怖が待っているのか。暗い時代に生きる子供たちが見せてくれる「輝き」に期待が膨らみます。

映画からドラマへ、そしてまた映画へ……。デリーという街の「終わらないループ」に、私もハマりそうです(笑)

お読みいただきありがとうございました

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