海外ドラマ『ライン・オブ・デューティ 汚職特捜班』6シーズンまとめて感想|警察内部の闇に挑む正義と執念【ネタバレ有り】

Line of Duty/出典:IMDb

原題:Line of Duty /製作年:2012-21(継続中)/話数:36話(シーズン1-6)/製作国:イギリス/言語:英語/主演:マーティン・コムストン、ヴィッキー・マクルア、エイドリアン・ダンバー

はじめに

この記事は、管理人しかが作品の世界に浸りながら想像力を広げ、思いをめぐらせながら綴ったものです。素人目線の解釈に基づくため、思い込み、勘違い、間違いなどがあること、あらかじめご了承ください。また、感想はネタバレを含みますので、未視聴の方はご注意ください。

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目次

『ライン・オブ・デューティ』:概要

キーワード

ドラマの要素
  • イギリス・警察
  • 正義と犠牲
  • 潜入捜査
  • 心理戦
  • 信頼と不信感
嘘と真実に翻弄されてスリル満点!

イントロダクション

作品の導入部分をまとめてみました

一般市民に対する誤射事件の隠蔽を拒んだ刑事スティーブ・アーノットは、所属するテロ対策班から追い出されてしまう。行き場のないアーノットを受け入れたのは、不正を働く警官を取り締まる汚職捜査班「AC-12」だった。

AC-12を指揮するヘイスティングス警視の下、アーノットは潜入捜査を得意とするケイト・フレミングと共に警察内部の闇に挑んでいく。

主要人物の背景

管理人しかの印象は?

スティーブ・アーノット

(マーティン・コムストン)
保身より正義を重んじる
粘り強く妥協しない
捜査で知り合った女性(同僚含む!)に惹かれることがよくある

ケイト・フレミング

(ヴィッキー・マクルア)
潜入捜査が得意
夫との間には溝がある
息子は心の支え

ヘイスティングス

(エイドリアン・ダンバー)
出世コースから外れている
投資の失敗で資産を失う
妻に愛想を尽かされる
昔気質で男性優位主義な面がある

画像出典:IMDb

評価

データは記事執筆時のものです

IMDb:8.7

ロッテントマト
平均トマトメーター:96%
平均ポップコーンメーター:94%

文句無しの高評価!
観るほどにハマる面白さでした

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『ライン・オブ・デューティ』:感想

ここからネタバレ全開の感想です
未視聴の方はご了承のうえお読みください

随分前のドラマだし、6シーズンもあるし……と、気になりつつも手がでなかった本作。

しかも、シーズン1の結末が「モヤモヤ」が残る形だったこともあり、実は視聴を中断してしまいました。

しかししかしー!重い腰をあげてシーズン2を観てみたら、いやいや、面白いではありませんか!

違和感しかなかった「録音開始のビーーー」にさえゾクゾクするようになり、気づけば『ライン・オブ・デューティ』の虜になっていました。(;´∀`)

ということで、6シーズンを駆け抜けた熱い感想を、まとめて残しておこうと思います。

予測不能な骨太ストーリー

『ライン・オブ・デューティ』の最大の魅力は、ずばり!「予測不能なストーリー」にあると思います。

追う側(アーノットたち)も、追われる側(汚職疑惑の警官)も、どちらも「プロ中のプロ」

このドラマの見どころでもある取り調べ室での攻防は、「善vs悪」ではなく、もはや「執念vs執念」のぶつかり合いです。

疑惑の警察官の言動に、「この人は本当に黒なの? それともハメられたの?」と、取り調べるアーノットたちだけでなく視聴者の私まで翻弄されました。悪の賢さに惑わされ、疑心暗鬼になる。この演出は見事としか言いようがありません。

そして、特筆したいのがエピソード1話ごとの密度の凄まじさです。各シーズン6話程度の尺なのに、映画を何本も観たような満足感と、それ以上の(いい意味での!)疲労感。

一切の無駄を削ぎ落とした構成でありながら、この充足感!そして「勧善懲悪」を望む視聴者を突き放したかのような結末。ジレンマを感じることもありましたが、この余韻こそが『ライン・オブ・デューティ』の持ち味なんですよね。

すべては第1話から始まっていた

『ライン・オブ・デューティ』の素晴らしさ(と恐ろしさ……苦笑)は、「点と点が数年越しに線になる」練りに練られた脚本にあります。

各シーズン独立したストーリーで、容疑者役にはシーズンの目玉となるゲストスターを迎えています。でも、警察組織という大きな枠組みはシリーズ通して繋がっており、「え!ここで、あの人が再登場!」ということがしばしば起きるのです。

「ただの端役だと思ってたのに!」という裏切りこそ、このドラマの醍醐味。

サブキャラだと思っていた人物が「重要人物」となって再登場したときの衝撃度は、破壊的です。制作陣が仕込んだ「数年越しの伏線」には、もはや執念すら感じます。

不良少年から警官へ

その最たる人物は、ライアン・ピルキントンです。

シーズン1では犯罪組織の下っ端で「自転車に乗った不気味な少年」だった彼が、時を経たシーズン6では「制服を着た怪物(警官)」になって現れるのです。

シーズン5で、ピルキントンの進路は示唆されてはいましたが、まさか本当に警官になるとは。彼がシーズン1で逮捕されたことや、暴力的でソシオパスな性格を考えると採用されるとは思えませんって。

ピルキントンが警察官になった事実は、6シーズンかけても暴ききれなかった警察組織の腐敗の証明のようにも思えます。これは、制作陣が仕掛けた「新たな伏線」なのかもしれない……と、妄想(笑)が膨らみます。

AC-12の甘くない関係

このドラマの善側である、アーノット、ケイト、ヘイスティングスも、決して「完璧なヒーロー」ではなく、人間臭く描かれている点もこの作品の魅力です。

そして、「疑うこと」が仕事の3人の関係性も、決して甘いものではありません。

互いを信じたいけれど、頭ごなしに信じることはできない。「疑念」があれば、徹底的に調査する。そんなひりつくような側面のある関係性でした。

特に、シーズン5でヘイスティングスが汚職警察官組織の黒幕「H」ではないかという疑惑が生じた時。アーノットとケイトは、無条件にヘイスティングスを信じるのではなく、事実(証拠)を集めることで彼を救いました。このプロフェッショナルな姿勢こそが、彼らの絆なんですよね。

そして、スティーブとケイトの男女を超えた戦友愛も外せない見どころでした。安易な恋愛要素に逃げず、あくまで「相棒」として描かれた点が良かったです。適切な距離を保ちつつも、心の底では誰よりも深く信頼し合っているふたり。その信頼を理解できるからこそ、彼らが時折見せる「無言の支え」に深く感動させられたのだと思います。

ゲスト容疑者たちが魅せる「疑惑」

毎シーズン登場するゲストスターの「疑惑の警察官」っぷりも、このドラマの見どころです。

中でも「この人!」と挙げたいのは、キーリー・ホーズが演じたリンジー・デントン警部補(シーズン2&3)です。

リンジー・デントン/出典:IMDb

署内で孤立し、プライベートでは隣人とトラブル。幸薄そうな陰鬱な雰囲気をまといながらも、瞳の奥に潜む執念の炎。AC-12を出し抜こうとする鋭い眼光!

非常に掴みどころのない人物として描かれていたデントンですが、頭脳はピカイチ!シーズン3で、立場もプライドも捨てたアーノットが彼女に頼る展開は、まさに彼女の有能さが「本物」であることの証明でした。

異次元ともいえる有能さゆえに迎えた結末は、残念としか言いようがありません。時間を巻き戻してやり直せるなら、あの才能をAC-12の戦力に活かすストーリーが見たいです。

まとめ

6シーズン分まとめての感想にしたので、語り尽くせない思いが残ってしまいました。

ドラマの深淵をのぞきこみながら、もっともっとヒリヒリ深堀りしたかった未練もありますが、それは更新されたシーズン7で実現したいと思います。

そうなんです!約5年の休息を経て、シーズン7が決まったのです!

アーノット、ケイト、ヘイスティングスにまた会えるだなんて嬉しすぎます。そして、シーズン1の第1話でアーノットに隠蔽を指示したオズボーンの名前もありました。(するするーと出世街道を駆け上がったオズボーンとの対決を見たいと思ってるのは私だけじゃないはずですよね?)

あの懐かしの「ビー音」と共に、相変わらずの正義感に燃えるアーノットたちに会えることを楽しみにしつつ、私の感想を終わります。

お読みいただきありがとうございました

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