海外ドラマ『シュリンキング:悩めるセラピスト』シーズン1全話まとめて感想ー悩める心に共感必至ー【ネタバレ有り】

Shrinking/出典:IMDb

原題:Shrinking /製作年:2023〜/話数:10話(シーズン1)/製作国:アメリカ/言語:英語

はじめに

この記事は、管理人しかが作品の世界に浸りながら想像力を広げ、思いをめぐらせながら綴ったものです。素人目線の解釈に基づくため、思い込み、勘違い、間違いなどがあること、あらかじめご了承ください。また、感想はネタバレを含みますので、未視聴の方はご注意ください。

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目次

『シュリンキング:悩めるセラピスト』シーズン1

このドラマのキーワード

ドラマの要素
  • 悲しみ
  • 再生
  • 友情
  • 家族
  • 人生
奥深いなー

イントロダクション

シーズン1の導入部分をまとめてみました

認知行動療法センターで働くセラピストのジミーは妻を亡くした悲しみから立ち直れず、妻の面影を残す娘アリスとの間に見えない壁を作ってしまう。同じセンターで働くジミーの同僚で友人ギャビーは離婚問題を抱え、ジミーのメンターである上司ポールはパーキンソン病という現実と向き合っている。自分のことさえコントロールできないジミーは、堂々巡りの患者たちに倫理的な問題をはらむ大胆なアプローチを試みる。そんな中、ジミーはPTSDで怒りを制御できない退役軍人の患者ショーンを担当することになる。

主要人物

ジミー

(ジェイソン・シーゲル)
セラピスト
交通事故で妻を亡くす
喪失の悲しみから立ち直れない
妻似の娘アリスと向き合えない

ポール

(ハリソン・フォード)
セラピスト
パーキンソン病を患う
離婚経験者
娘とのこじれた関係に悩む
ジミーのメンター

ギャビー

(ジェシカ・ウィリアムズ)
セラピスト
離婚したばかり
ジミーとは同僚で友人
ジミーの妻とは親友だった

リズ

(クリスタ・ミラー)
ジミーの隣人
アリスの世話をする
石磨きが趣味

画像出典:IMDb

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『シュリンキング:悩めるセラピスト』シーズン1全話まとめて感想

ここからネタバレ全開の感想です
未視聴の方はご了承のうえお読みください

悩める心をユーモラスに描きながらも、奥深い考察に基づいたセリフの数々に心がキュッとなり、泣き笑いしながらのシーズン1でした。

視聴のきっかけは、言わずもがな、ポール役のハリソン・フォードです。

おじいちゃん世代になってもイケメンぶりは健在。先日、ハリウッドからの引退を発表したこともあり、感慨深く視聴しました。

そのハリソン・フォード演じる気難しいベテランセラピストのポールは、まさに作品の錨。右往左往するキャラやストーリーを繋ぎ止め、さらには作品に深みを与えるくさび役も担ってる重鎮ぶり。

ポールの設定もさることながら、ハリソン・フォードが作品にもたらす影響は絶大だと感じます。私の勝手な思い込みかもしれませんが、彼の存在を通して「良い作品を視聴者に届けよう」という制作陣の意気込みが伝わってくるようでした。

さて、『シュリンキング』の主人公ジミーは、様々な感情を吐露する姿を見せてくれました。

シーズン1を見終わったいま、「ここが良かった」と思ってる点は、妻を亡くしたジミーの喪失や悲しみの描き方です。

交通事故で亡くなったのですから、当然ながら心の準備もできず、お別れも言えないまま。突然、自分の世界から消えた妻への思いは一言では言い表せません。

悲しみだけではなく後悔もあり、懺悔もある。やさしい思い出さえもにがい記憶に塗り替えられ、頭の中で何度も何度もリピートして、悲しみが痛いほどの苦しみになる。

ジミーを見ていると、そんな悲痛な感情がひしひしと伝わってきました。

第1話の冒頭で描かれたジミーの自暴自棄な姿(娘がいる自宅で女性たちと深夜のどんちゃん騒ぎ)を見たときはドン引きしてしまったけれど、ジミーの内面を知ったいまはむしろ共感しています。なぜなら、あのシーンは悲しみという嵐の海に突然放り出されたジミーが溺れないように水面下で必死に足を動かしている、そんな比喩的な表現だったと感じるから。

もっとも、娘アリスの父ジミーに対する怒りも理解できるのです。悲しみを共有できるはずの父は自分のことで精一杯で、まるで見捨てられたような気持ちになったことでしょう。ティーンエイジャーのアリスに、父親の苦しみを理解しろというのは酷というものです。

悲しみの表現だけでなく、周囲の人々がジミーの強烈な悲しみに巻き込まれていない点も私は良かったと感じてます。ジミーを放置してるとかではなく、みな地に足をつけて自分の人生を生きている。当たり前の日常が自然に描かれていました。

さて、日本語サブタイトルに「悩めるセラピスト」とあるように、ジミーの同僚で友人のギャビーも、ジミーのメンターで上司のポールもみな悩みを抱えています。人間関係を描きながらそれぞれを丁寧に掘り下げていくストーリーは、その人物への愛着が深まり、このドラマの大きな魅力となっています。

またまたポールの話になってしまいますが、このベテランセラピストのひとことが心に突き刺さるんです。

ジミーの娘アリスに向けられた「人は誰しも傷つきながら生きてゆく」(←こんな内容だった)という言葉。「ああ、本当にその通りだな」って深く心に響きました。

さて、良い点ばかりでなく、「どうなの?」と思った点についても触れておきます。

?と感じた部分は、セラピーに通ってる患者さんたち含め、登場人物全員が共通して裕福(そう見える)な点。

日本の庶民からするとジミー宅なんて豪邸だし、そういえば作品を彩る雰囲気もどことなくセレブ。

これは、「セラピー=金銭的余裕ある人々が受けるもの」という暗黙の常識あっての設定なのでしょうか。それともジミーのような暮らしぶりはアメリカでは普通のことなのかな。

小さなことが気になってしまいましたが、『シュリンキング』は続きが見たくなる良作で間違いなしです。

この記事を書いている最中、シーズン3にマイケル・J・フォックスがゲスト出演するという記事を読み、はやくもわくわくしています。その前に、シーズン2ですね。ジミーの型破りなセラピーの効果は?・・・新たな問題が持ち上がりそうな予感を残して終わったシーズン1の続きが楽しみです。

お読みいただきありがとうございました

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