
この記事は、管理人しかが作品の世界に浸りながら想像力を広げ、思いをめぐらせながら綴ったものです。素人目線の解釈に基づくため、思い込み、勘違い、間違いなどがあること、あらかじめご了承ください。また、感想はネタバレを含みますので、未視聴の方はご注意ください。
『ホーム・フォー・クリスマス』シーズン1〜3
このドラマのキーワード
- ノルウェーのクリスマス
- 30代
- 等身大の主人公
- 理想と現実
- 家族の伝統

イントロダクション

作品の導入部分をまとめてみました
30歳を迎えたヨハンネは長年の恋人にフラれて以来、心ときめく出会いもない。看護師の仕事にやりがいを感じてはいるけれど、「独身」を理由に当然のようにクリスマス出勤を押し付けられ、子育て真っ最中の姉や弟とは話が噛み合わない。
毎年恒例、家族伝統のクリスマスディナーでも居心地悪さは必至の状況。独身であることへのプレッシャーに耐えかねたヨハンネは「付き合ってる人がいる!」と大嘘をついてしまう。
嘘から始まったヨハンネの恋人探しの物語。
主人公の背景



主人公ヨハンネの背景は?


主人公:ヨハンネ(イーダ・エリーセ・ブロック)
職業:看護師
家族:両親、姉、弟(姉と弟は家庭を持ち、子育て中)
年齢:シーズン1では30歳、シーズン3では36歳
親友がルームメイト(シーズン1〜2)
長年付き合っていた元彼はすでに結婚し、子供もいる
家族が集まる伝統のクリスマスを大切にしている
看護師の仕事にやりがいを感じている
映画『ラブ・アクチュアリー』がお気に入り
評価
IMDb:7.7



ノルウェーのクリスマス
等身大のヨハンネに共感♡
心が和み、お気に入り度マックス!
『ホーム・フォー・クリスマス』シーズン1〜3まとめて感想



ここからネタバレ全開の感想です
未視聴の方はご了承のうえお読みください
祝!5年ぶりに帰ってきた!
まさかまさかのシーズン3に狂喜乱舞です!
あのヨハンネにまた会えるなんて。嬉しすぎる!
36歳になったヨハンネの物語は、私にとって、まさにクリスマスのサプライズプレゼント。
あまりの嬉しさにシーズン1から再視聴してヨハンネの世界にどっぷり浸り堪能しました。
再視聴もしたことだし、せっかくなので、全シーズン通しての感想を書きたいと思います。


「まさかのシーズン3!」と思った理由は、なんといってもシーズン2がハッピーエンドで締めくくられたからにほかなりません。しかも、シーズン2は5年前のこと。
そのハッピーエンドのお相手がヨナスだったことも、完結!と思った理由のひとつです。シーズン1で登場したヨナスは、ヨハンネの「運命の人」だと示唆されていたように感じたのです。
さらに、同じネトフリから新たなノルウェーのクリスマスドラマ『ユールストーム〜クリスマスまでの24時間〜』が配信されたことも、「ヨハンネの物語は完結したんだなー」と思った理由の一つです。こちらに、ヨハンネ役のイーダやヨハンネ父役のデニス・ストーロイが出演しているんです。
そんなわけで、勝手に完結と思ってた私にとって「まさか、まさか」のシーズン3。興奮状態で感想を綴ることをご了承くださいませ。
共感必至の等身大主人公
シーズン1のヨハンネは30歳。友人や家族との関係性が大きく変わる時期が『ホーム・フォー・クリスマス』の始まりでした。
周りは子育て真っ最中。気づかぬうちにズレてしまった自分の世界と周囲の世界。そんなヨハンネが感じている葛藤や焦燥は、おそらく全世界共通のものではないでしょうか。
さらに、このドラマの主人公は女性ですが、「友人たちが結婚して家庭を持つ中、出会いさえない焦り」は、性別に関係なく共感できるんじゃないかと思うのです。
イタリアなどでリメイク版が制作されたことを思うと、ヨハンネの物語は国境だけでなく性別や年令を超えて多くのドラマファンの心に響いたのだと思います。
ヨハンネの未来予想図
ヨハンネが「完璧な人」と絶賛していたにもかかわらず、ヨナスと別れた理由は「人生に求めるものが違ったから」・・・でした。
思えば、長年の恋人と別れた理由(シーズン1開始時の数年前に破局)も、人生設計の相違でした。元彼への未練を断ち切るエピソード(シーズン2)の中で、ヨハンネはフラレた当時(25歳)結婚(プラス子育て)を現実的に考えられなかったと語ってましたが、ヨナスとの別れの理由も根本的に同じだったと言えます。
ケンカしたわけでも、嫌いになったわけでもない。それでも別れを決断したのは、ヨハンネがヨナスの人生を尊重したからにほかなりません。20代半ばのヨナスは「そのうち(考え)が変わるかも」と問題を先送りにしようとしましたが、30代半ばのヨハンネは「こういうふうに生きたい」という明確な未来のビジョンがあるように感じました。
ヨナスが望むようにはできないと知らせるヨハンネの毅然とした態度は、柔和な雰囲気の下にある彼女の芯の強さが表れていました。
深いテーマとメッセージ
ヨハンネが恋人に求めるものは、「付き合ってる人がいる!」と大嘘をついたことから始まったシーズン1でしっかり示されていたと思います。
ヨハンネが恋人に求めるものは「会話、共感、敬意」という、ごくごくシンプルなもの。
これは恋人関係だけでなく、すべての人間関係において重要なことだという制作者のメッセージがこめられているように感じます。
そう感じた理由は、シーズン3で触れたヨハンネの姉マリアの苦悩からです。
学校行事や家庭のことで精神的に追い詰められていたマリアがヨハンネに言い放った辛辣な言葉は、マリアが抱える孤独という名の棘のようでした。子育ての苦悩を吐露するマリアを通して「孤独よりも苦しいのは、『共感』がないこと」だというメッセージを感じました。
『ホーム・フォー・クリスマス』はコメディ要素も楽しいドラマだけど、こんなふうに深いテーマをさりげなく盛り込んでいる点が本当に秀逸です。
ノルウェーのクリスマス


このドラマの外せない魅力の「ノルウェーのクリスマス」について。
行ったこともなく、よく知りもしない私が「ノルウェーらしさ」を語るなんて、おこがましいことですが、それでも言いたい。『ホーム・フォー・クリスマス』は、ノルウェーらしい点がツボなのです。
雪をかぶった街の様子は、まるでクリスマスのポストカード。
さらに、雪国ならではのネタも私のツボでした。たとえば、屋外でのスポーツ観戦がバイアスロンだったり、出勤前のデートがクロスカントリーだったり。ヨハンネが(自転車のように)愛用する乗り物がソリだったり。
「さすがノルウェー!」と感嘆してしまう件がたくさん。
そして、このドラマのキーワードのコメントにも書きましたが、温かな心地よさ「ヒュッゲ」を感じる空気感も素敵でした。
自宅でパジャマでくつろぐヨハンネはヒュッゲの極み。シーズン1でヨハンネが見つけたクリスマス柄のパジャマ姿ににんまりしてしまうのは私だけではないはずです。
まとめ
36歳になったヨハンネの物語は、心優しきボーと結ばれたところで終わりました。
ボーはヨハンネの運命の人になるでしょうか。
私はなってほしい!
ボーは感情を表さない人ですが、彼はヨハンネと同じ心の琴線を持っているように感じます。なんといっても『ラブ・アクチュアリー』で涙を流してたのですから、間違いありません(笑)
数年後、まさかまさかの続編を描いてほしい。その続編のテーマは「恋人探し」ではなく、ボーとの幸せなバタバタ物語。ヨハンネとボーの笑顔あふれる未来を想像しながら、私の感想を終わります。



お読みいただきありがとうございました


