
『アレックス・クロス〜狙われた刑事〜』シーズン1全話まとめ感想
この記事は、管理人しかが作品の世界に浸りながら想像力を広げ、思いをめぐらせながら綴ったものです。素人目線の解釈に基づくため、思い込み、勘違い、間違いなどがあること、あらかじめご了承ください。また、感想はネタバレを含みますので、未視聴の方はご注意ください。
このドラマのキーワード
- 犯罪捜査
- 刑事&バディ
- シリアルキラー
- 魅力的な主人公
- 人間関係
- 小説が原作

シーズン1のイントロダクション

『アレックス・クロス〜狙われた刑事〜』はこんなドラマです
導入の内容をまとめてみました
最愛の妻を何者かに殺された刑事アレックス・クロス。深い悲しみと喪失感に苛まれるアレックスが休職を決める中、注目度の高い謎めいた事件が起きる。野心的な署長は市民の“ヒーロー”であるアレックスに捜査を命じ、アレックスは親友兼相棒のジョン・サンプソンとともに不可解な事件に挑むことになる。
主人公アレックス・クロスの背景



主人公アレックスはどんな人?


主人公アレックス・クロス(オルディス・ホッジ)
39歳 独身(妻と死別)
アフリカ系アメリカ人
幼い頃、両親を亡くし、祖母のナナママに育てられる
最愛の妻マリアが殺害され、現在は9歳の息子(デイモン)7歳の娘(ジャニー)祖母ナナ・ママと暮らしている
昔なじみのエルと交際中?好きだけど、前へ進めないという微妙な状況
DC警察の刑事で法心理学者
FBIなどから引き抜きもあるみたいだけど、転勤のない刑事を選んでいる。同じ殺人課には、親友兼相棒のジョン・サンプソンがいる。兄弟同然に育ったジョンとは意見の相違があっても、互いへの信頼がゆらぐことはない
評価
IMDb:7.2
ロッテントマト:76%



かなり高い評価ですね!
ちなみにですが、、、
わたしの評価は
シーズン1全8話の感想



ここからネタバレ全開の感想です
未視聴の方はご了承のうえお読みください
評価の高さを見てから視聴開始。
なるほど!これは面白い!
今年一番の犯罪捜査ドラマかも・・・という予感がビシビシしてます。
ジェームズ・パターソンの小説が原作とあって、前に見た【インスティンクト】の軽いノリを思い出しつつ視聴したけれど、まったく雰囲気ちがうんです。【アレックス・クロス】は全8話という中にぎゅぎゅっと詰め込まれたストーリーが重厚で、求心力あるスリリングな展開が圧巻。演技だけでなく、演出と脚本が優秀です。
見終わった後の、この満足感。
この満足感の理由は、アレックスというひとりの人間にあること間違いなしです。
妻を亡くした悲しみがリアルだったし、共感できる部分が多々あり、なにより正義感に嘘や誤魔化しがない。さらに、頭脳明晰。
アレックスのような非凡な才能を持つ人は浮世離れした印象だけど(ドラマなどでは、そんなふうに描かれることが多い気がする)、彼は違う。どちらかというと普通の人で、悩める父であり、愛すべき友人。おちゃめな皮肉でニヤリとさせてくれるとこもGOODでした。そうそう、アレックス役オルディス・ホッジの人間味あふれる演技が素晴らしかったことも記しておかねば。
要である事件の内容も秀逸で、アフリカ系のアレックスにとっても避けられないBlack Lives Matter運動の件を盛り込みながら、ふたつの事件を扱う大盤振る舞いの内容。(全8話だというのに!)
まずひとつめの事件は、犯人を明かして描かれる、伝説のシリアルキラーをリスペクトするファンボーイ事件。この事件がシーズン1メインの事件といってもよいと思います。作品の評価を左右する重要な悪役を演じたのは、【ブラックリスト】トム役や【ニュー・アムステルダム】マックス役のライアン・エッゴールド。


エッゴールドさんの「なにがあったの?」とツッコミたくなるほどの役作り。すごかった。これまでのイメージを一掃しましたね。笑顔でさえ毒々しい。これは境地を広げた演技。再び善人キャラを演じられるの?と心配するほどハマってました。
ふたつめの事件は、復讐のためアレックスにつきまとうストーカー事件。こちらは、ファンボーイ事件を描きながら伏線をちりばめて、クライマックスで決着をつける展開に感嘆必至。アレックスの妻を殺した犯人との対決もあり、親友ジョンの男気に涙し、ハラハラしながらのクライマックスでした。
書き尽くせないほど満足度の高いドラマですが、ちょっと気になるのがアレックスの協力者で(ジョンと親密な関係になった)FBI捜査官のケイラ・クレイグのこと。ケイラさんが優秀なのは間違いないけど、謎をにおわせて終わったのはどうして?
アレックスクロスは、なんと30冊以上の(2024年)本に登場するキャラクターとのことで、更新済みのシーズン2も期待大です。



お読みいただきありがとうございました